齋藤夏海Saito Natsumi
Profileプロフィール
齋藤夏海
1999 年⻘森県出身。
2024 年 広島市立大学 芸術学部 美術学科 油絵専攻を卒業。
現在、同大学院 芸術学研究科 造形芸術専攻 現代表現領域に在籍。 「見ること」について、絵画と写真、相互の関わりや、インターネット内を流通する情報や イメージの構造への興味を軸にデジタルメディアを使用した平面作品の制作を行っている。 2023 年に個展「Lento:小旅行」(ギャラリーG/広島)を開催。主なグループ展に「第 27 回 広島市立大学芸術学部 卒業・修了作品展」(広島市立大学/広島/2024 年)、「水戶半島アー トプロジェクト-自由な時間-」(小豆島/香川/2023 年)、「プレ卒展万彩」(合人社ウェンディ ひと・まちプラザ/広島/2023 年)、「地域展開型芸術プロジェクト-Steel Frames-」 (MAW,make,Unité /広島/2022 年)などがある。
2023 年に「第 44 期国際瀧冨士美術賞 優秀賞」を受賞。
Statementステイトメント
今日の情報社会では、膨大な数のイメージが交錯している。 イメージは、様々なメディアを経由していく中で変換され、圧縮、トリミングを繰り返し、 徐々に原型を失っていく。また、誰もが容易に情報を発信することが可能になり、実際に必 要かつ正しい情報の見極めが困難になった。
このような状況のもと、日々混沌としていく情報社会の中で生きていくことへの不安。そ れに相反してのインターネットに対しての自身の愛情。主にこの二つの感情を軸に、社会の 中へ自身を組み込んでいくように、ピクセルで構成されたグリッド状の画面内に不透明な 四角形のレイヤーを集積させている。