山岸眞弥Yamagishi Maya

山岸眞弥

山岸眞弥《Packed Ageinst Time》, 2025 , H500×W1800×D1300 , ミクストメディア

※画像と出品作品は異なる場合があります

Profileプロフィール

1995 石川県金沢市出身
2017 大阪芸術大学芸術学部工芸学科金属工芸コース 卒業
2020 会社員として金属加工に従事。その後、退社。
2022 金沢美術工芸大学美術工芸大学院研究科彫刻専攻研究生 終了
2024 金沢美術工芸大学美術工芸大学院研究科彫刻専攻修士課程 修了
現在 金沢美術工芸大学美術工芸大学芸術学部芸術学専攻 助手

受賞歴
2021 第 77 回現代美術展一般の部 最優秀賞
2022 第 78 回現代美術展一般の部 最優秀賞
2023 MONSTER Exhibition 2023 入選

展示歴
2015 「omen」(大阪)
2016 「アート縁日 2016」(大阪)
「雨降る中で」(石川)
2022 「内灘闘争 - 風と砂の記憶 2022-」(石川)
「選択の行方」(東京)
2023 個展「声と植物」(石川)
「Melting Pot 2023」(大阪)
「層と層のあいだ」(東京)
「Dialogue-対話-2024」(東京)

その他活動
2015~2016 アートスクール 助手(大阪)
2023 内灘闘争 70 周年記念事業シンポジウム 「風と砂の記憶を紐とき紡いでいく」登壇(石川)

Statementステイトメント

私はこれまで、社会や人間関係の中で感じた違和感や矛盾を、素材を通して可視化してきました。振り返ると、その根底には、ひとつの視点では捉えきれない、人の認識の曖昧さへの関心があったように思います。


自然と人工、秩序と混沌──それらは時に対立しながらも、同じ場所に同時に存在しうるものだと感じています。ある現象に対して、異なる立場や感覚が時間差で重なり合い、見え方が滑らかに反転していくような場面に、私は“多層的な認識の共存”を見出しています。


物事の表と裏は固定されず、感情や状況によって絶えず揺れ動いているように思います。だからこそ私は、作品を一方的な主張の媒体ではなく、曖昧さや関係の揺らぎがとどまれる「余白」として捉えています。


鉄や銅線、透明ビニール、有機物など、変質や張力を内包する素材を用い、精神の不安定さや関係の脆さを、物質のレベルで表現しようと試みています。

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