近藤雅代Kondo Masayo

Profileプロフィール
近藤 雅代(こんどう まさよ/Kondo Masayo)
栃木県生まれ。Webデザインの仕事を経て、大分県立竹工芸訓練センターを修了。高江雅人氏、岐部笙芳氏に師事。2023年に第57回西部伝統工芸展で「岩田屋三越賞」を受賞。第67回日本伝統工芸展に入選、第1回次世代バンブーアート賞でトラディション優秀賞、第61回暮らしの中の竹工芸展でグランプリを受賞。現在は大分県別府市に工房を構える。
Statementステイトメント
まず最初に、竹は自然からのもので、環境に負荷がかからないのが作っていてとても気持ちがいいです。そして素材としてなんとも美しく、不思議な魅力があります。
受け継がれてきた伝統的な技術を使いながら、竹ヒゴが行こうとする方向、力のかかり方などをうまく利用して造形して行きたいです。それには日々繰り返し籠を作り、技術力を向上させて行くことが重要だと思っています。
先人の工夫を凝らした多くの素晴らしい作品がありますが、自身のアイデアを取り入れながら
独自の作品を制作していきたいと思っています。
表現するものは、自然の景色が多いです。夜空の月や、はっとする夕焼け、などなど、すごすぎて自然よりも美しいものは無いのではないか、と思いますが、それらを竹で表現することで、自分なりの解釈の美を追求した作品をつくりたいと思っています。
大分は、2名の人間国宝を輩出した日本随一の竹工芸産地です。この地のユニークな竹文化を活かし、若手作家を育成し世界へと発信します。有名アーティストとのコラボレーションや海外展示などを通じて、作品と作家の国際的な評価を高めます。また、学芸員のキュレーション能力を向上させることで、大分市美術館を国際的なアート拠点へと発展させます。
https://www.city.oita.oita.jp/bunkasports/bunka/bijutsukan/