小林紗織Kobayashi Saori

小林紗織

小林紗織《日常の彼方》, 2022

※画像と出品作品は異なる場合があります

Profileプロフィール

1988年生まれ神奈川出身。
武蔵野美術大学デザイン情報学科を卒業後、音楽を聴き浮かんだ情景を五線譜に描く試み「score drawing」の制作を開始。国内外CDジャケットのアートワーク、書籍の装画、映画「うたのはじまり(絵字幕版)」の絵字幕の作成など、音にまつわる制作を行う。

個展
2023年「project N 91」、東京オペラシティ4階リコドール
2020年「TRIP」、手と花、東京

企画展
2025年「Heurēka」、gallery TOWED
2024年「人間音楽機(2人展)」、gallery noie
2021年 「語りの複数性」、東京都公園通りギャラリー、東京
2021年 「お腹まで2時間35分」(2人展)」NADiff a/p/a/r/t ショーウィンドウ、東京
グループ展
2021年 「3331art fair」3331、東京
2021年 「WAVE TOKYO」、3331 東京
2021年 「エマージング・アーティスト展」銀座蔦屋書店 GINZA ATRIUM、東京

受賞歴
第12回グラフィック「1_WALL」展 審査員特別賞(大原大次郎選)

Statementステイトメント

私は、音楽を聴いて浮かんだ情景を譜面に描く試み『score drawing』の制作をしている。『score drawing』というのは自ら名付けた表現手法のことだ。


昔から好きな音楽を聴くと色彩や形が浮かび、そうした脳内の世界を眺めながら過ごすことは束の間現実から逃れることができる自分だけの楽しみだった。
だが、そんな脳内の風景も感覚も、いつか自分がいなくなったら誰にも知られないまま消えてしまう。
そこで、どこかに残さなければ誰にも知られないうちに消えてしまう私の『内側』にだけ存在する音と記憶の保存として、五線譜をタイムラインに見立て、頭の中に浮かぶ色彩や形をできるだけ忠実に再現することを始めた。


あくまで個人的な制作ではあるが、この表現を通して、鑑賞する側の無意識にそっと触れるような何かが起こってくれたら……そんな願いも込めて、描き続けている。

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