東 智恵Higashi Tomoe

東 智恵

東 智恵《廻季節》, 2024

※画像と出品作品は異なる場合があります

Profileプロフィール

大分を拠点に活動する画家。2019年、Bath Spa Universityにてファインアート修士課程を修了。
東洋的な循環の時間観や自然観に影響を受け、変わりゆくものの中に潜む永続性を描こうとしている。循環する季節、移ろう気配、名づけられない感情、それらを滲みや層、繊細な色彩によって画面に定着させる。絵を描くことは、線や色を介して見えないものを手繰り寄せる行為である。

2024年に個展(福岡女子大学美術館)、雲煙模糊(由布院アートホール)。2023年に「INVERSE」(べっぷ駅市場)、「Space,」(Space Beppu)。2022年に「永遠と刹那と沈黙の蝶」(トキハGallery)、「楽園の日々」(冨士屋Gallery)を開催。グループ展では、Beppu Art Fair、アトリエひこ(大阪)、OPAM「現実47」、3331 ART FAIR(東京)、Locksbrook、44AD(英国)などに出展。

Statementステイトメント

私は東洋の時間観や自然の見方をもとに、存在の揺れや変化の本質を描いている。季節が巡り、移り変わる気配や名前のない感情を感じ取り、滲みや層、繊細な色で絵に写しとめる。絵を描くことは、目に見えないものと向き合い、自分と世界の境界を探る作業だ。時間はまっすぐではなく、螺旋や輪のようにめぐりながら染み込んでいく。絵はその時間の痕跡を閉じ込める器になる。
私にとって絵は、考えるたびに疑問が次々に浮かぶ問いを形にすることであり、その行為が生きることの一部だ。無意識に沈む感情や記憶の断片を重ね、はっきりした答えを出さずに、そのままの不確かさを閉じ込めている。

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