長谷川絢Hasegawa Kei

長谷川絢

長谷川絢《胎 ll》, 2019

※画像と出品作品は異なる場合があります

Profileプロフィール

長谷川 絢(はせがわ けい/Hasegawa Kei)
神奈川県生まれ。美術家。京都伝統工芸大学校を修了。ベネズエラで竹の加工技術指導に携わる。改組 新 第4回日本美術展覧会に入選、第22回全国竹芸展で最優秀賞、第60回くらしの中の竹工芸展でグランプリを受賞。2018年「ジャポニスムの150年」展(パリ装飾美術館)、2023年「跳躍するつくり手たち:人と自然の未来を見つめるアート、デザイン、テクノロジー」(京都市京セラ美術館)等に出展。現在大分県竹田市に工房を構える。

Statementステイトメント

制作は、感情について思考するために行なっています。
日常で、特に人との関係のなかで、すぐには説明のつかない感情が靄のように生じることがあります。
この感情が何に起因し、一体何なのか…その正体を探すための思考です。

思考と、竹を編むことはプロセスがよく似ています。
竹は、本来の自然なかたちから一度バラバラにして、適した性質の部分を集め、新たに構成していきます。
思考も同様に、感情の要素を細かく分解し、様々な角度から検討し、また組み直し、自分なりの解釈を模索します。

思考と制作は互いに影響し合い、説明のつかなかった気持ちを的確にとらえられるようになり、竹も新しい形を得ていくことになります。

このような制作期間を通して生まれた、「私だけの答え」を自分の中に重ねていきます
それは、他者は「彼らだけの答え」を持つと意識することでもあります。
彼らとともに現代にどう在りたいのか、制作と思考を繰り返し、自分を問い続けています。

MEET BAMBOO PROJECT OITA JAPAN 協力 wamono art, Hong Kong

大分は、2名の人間国宝を輩出した日本随一の竹工芸産地です。この地のユニークな竹文化を活かし、若手作家を育成し世界へと発信します。有名アーティストとのコラボレーションや海外展示などを通じて、作品と作家の国際的な評価を高めます。また、学芸員のキュレーション能力を向上させることで、大分市美術館を国際的なアート拠点へと発展させます。
https://www.city.oita.oita.jp/bunkasports/bunka/bijutsukan/

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