加藤笑平Kato Showhey

Profileプロフィール
2005年
<ワンダーシード2005>ワンダーサイト(東京)
2006年
天草在郷美術館を開館。
<ワンダーシード2006>ワンダーサイト(東京)
2007年
<ワンダーシード2007>ワンダーサイト(東京)
2008年
距離感を体感するために5月から7月で東京—天草間を絵を描きながら徒歩で旅する。
〈リンネザソウル〉天草在郷美術館 (熊本)
2009年
〈永久永久 ?〉天草在郷美術館 (熊本)
〈空から日本、世界のおフロで立小便〉IAFshop*(福岡)
2010年
〈寿合宿〉 寿町(横浜)
〈arita-mobile〉有田現代アートガーデンプレイス(佐賀)
〈熊本アーティストインデックスVol.1〉 熊本市現代美術館(熊本)
〈NEO NEW WAVE〉islandATRIUM(千葉)
2011年
〈1枚の絵の力〉3331Arts Chiyoda(東京)
2012年
〈夜はながくない〉つなぎ美術館(熊本)
〈故郷・結晶化し続ける生死〉天草在郷美術館(熊本)
2013年
〈米塩のシ—be end see , type of life—〉Island medium(東京)
9月から福岡に移る。
2014年
〈2014年の初詣でる展〉黄金町八番館(横浜)
2015年
〈頂がみえない〉IAFshop*(福岡)
2016年
〈drawing a go go〉arthub三樹荘(福岡)
2017年
〈わになる〉manoma(福岡)
〈川の交わり/小さい時の井戸の感覚〉福岡アジア美術館(福岡)
2018年
〈揺れの方向図〉TMTギャラリー(福岡)
〈芸術生活宣言!だってたのしいんだもん!〉九州芸文館(福岡)
〈古墳のまわりを走る〉IAFshop*(福岡)
〈だぶるやまのは〉つなぎ美術館(熊本)
2019年
〈artists fair Kyoto2019〉京都市文化会館/京都新聞社工場跡(京都)
〈精神の風景〉ギャラリーエウレカ(福岡)
2020年
5月から長崎市野母崎樺島へ移る。
〈ワイ、ノット!?〉art space tetra(福岡)
〈田川アートビエンナーレ英展〉田川市美術館(福岡)
2021年
〈だんだん降りていく〉熊本市現代美術館
2022年
〈VOCA展〉上野の森美術館
2023年
〈AFAF2023〉マリンメッセ福岡
2024年
〈経過と観念と體〉IAFshop*(福岡)
2025年
〈曝す〉art space tetra(福岡)
Statementステイトメント
作品は
観えないし、聞こえない、触れられないし、動かない。
温かくもないし、生きてもいない。
それでも、観たい、聞きたい。触れたいし動かしたい。
温めて、ぬくもり感じたりして自分の中で生きていく理由になっていく。
死にゆく全ての者たちを、死してもなお生き続けるものと観念を。
経験と体感を、重ねていくその、行為を。
めのまえに、あり、立ち上がってくる瞬間を見逃さないように、使える手段はすべて使って凝縮結晶化させて、溶けていく。
それは作品としてではなく、作品になったもの、といいたいだけ。かもしれない。
そんな日常の我が営みとその周辺にある、日々日常で通り過ぎていってしまうこと、気にも留めないようなもの、路上に落ちていて見過ごすもの、名称のない事象や現象がモチーフになり、画面上で関係性を持ち、展示会場に配置されたものとの間においてもその関係性は続きます。
この世、この世界をつくりあげ保っているのは、ほとんどが名前のつかないものだと、そう思っています。
私の中では、日本における妖怪、animism、山岳信仰、修験道などがそれに近いかもしれません。
その二元的ではない、あやふやだけど確かに既にここにあるものを描き、出し、拾うことで、様々な境界線を越えていけるような動きを表そうとしています。
通勤途中にスーツ姿でお地蔵さんに手を合わせるように。
〔絵画とインスタレイションについて〕
絵画作品は絵画としてだけでなく、構造物としても存在し、他の絵画やインスタレイション内の木材や言葉、映像や設置物などと共鳴し、関係性が重なっていきます。
“死によって生は支えられている”
鉱物や空気、微生物など本来“死”がそこにあるのかどうかさえ分からないものにさえ、<死>が溶け込んでいるという感覚になったりもする。
それは、悲しみや憂い、純粋で根源的な気持ちを呼び起こし、原風景へと導く要因となるのかもしれないし、時にはそれが今、自分自身の身体と精神が生きているということを実感させるかもしれない、ということだ。
そういった基本的ないわば下地のようなものがあって、そこから日々の様々な身の回り、環境に於いての現象からくる感情、景色、背景、情景、という芯から起こるものと、至極客観性をもった視点とが入り交ざって一つないしは多数の断片による一つの作品が(多数の点と線とその重なりが)うまれてきます。