麻生あかりAso Akari
Profileプロフィール
麻生あかり Aso Akari
兵庫県出身。2016年に大分県立竹工芸訓練センターを修了後、大分を拠点に活動。竹を主材とした世界初の竹のアクセサリーブランド「MIKAI BAMBOO」を立ち上げ、ミラノデザインウィークやパリ、上海、台湾など国内外で発表を重ねている。
2017年、「LEXUS NEW TAKUMI PROJECT」大分県代表に選出。2025年には、世界的工芸賞「LOEWE FOUNDATION Craft Prize」にてファイナリストに選ばれ、作品はスペイン・マドリードのティッセン＝ボルネミッサ国立美術館に展示された。
日々竹という素材と対話しながら、彫刻・ジュエリー・空間インスタレーションといった異なる領域を行き来しつつ制作している。
Statementステイトメント
竹は、軽くて強くて、まっすぐだったり、と思えば想像よりも繊細だったり捻れていたり。
扱うたびに、ああ面白いなと思わせてくれる素材です。
いちばん美しいのは、なにもしない竹そのものかもしれません。
でも、ずっと同じではいられない。自然はやがて朽ちていく。だからこそ、
自分の手を介してまた違う「素敵なかたち」に変えていくのも悪くないと思っています。
静かで控えめなものも好きですが、目を引く派手さや大胆さにも惹かれます。
どちらか一方を選ぶのではなく、その時々で自然に手が動くままに。
アクセサリー、彫刻的なもの、空間のためのもの̶̶
表現の形を決めずに、自由に作っています。
ただ、どんなものでも、そこに何かが残るように。
手にした人や観た人の気持ちを、その瞬間だけでも掴めるような、そして記憶にずっと残るよう
な
そんな作品ができたらいいなと思っています。