藤田 薫Fujita Caori

藤田 薫

藤田 薫《のぞき兎》, 2013

※画像と出品作品は異なる場合があります

Profileプロフィール

〈近年の個展〉
2024 「COVER」, L Gallery 広島
2023 「カイヅカイブキ」, GALLERY TOMO, 京都/「ページをめくる、栞をふやす」, Gallery G, 広島

〈近年の主な 企画展・グループ展〉
2025 乾漆の造形 皮膜と身体, 茨城県つくば美術館
2024 IN MOTION Contemporary Japanese Sculpture, 旧ニセコネイチャーセンター/現代工芸のチカラ展, 福屋本店/第10回 日本彫刻コンクール, 日本芸術会館/日本×台湾 現代漆藝交流展 , FEI ART MUSEUM/日台漆芸交流展 伝統と現代、そして未来へ, 富岡製糸場
2023 日本×台湾 現代漆芸交流展, FEI ART MUSEUM/「言葉ではなく形」, 奈良蔦屋書店/A TALE OF TWO CITIES, 香港

〈近年のアートフェア〉
2025 ART FAIR TOKYO
2024 ART FAIR ASIA FUKUOKA
2023 art Kyoto
2022 art Kyoto/Affordable Art Fair Hong Kong

Statementステイトメント

人と人との関わりの中で生まれる変化や互いの相違など、曖昧で捉えきれないことをテーマに漆を用いる乾漆技法で立体作品を制作しています。近年は、人体、主に「背中」に焦点を当てたシリーズ作品を制作していますが、今回のアートフェアでは「のぞき兎」のシリーズを展示します。このシリーズでは、人と人との関わりを「うさぎ」をモチーフに表現しています。

同じものを見ていても、その受け取り方は人それぞれ異なることがあります。そのようなことがふとした瞬間に思い出され、注意深く観察してしまいます。じっと見つめていると、いつの間にか見ているこちらが、自らを深く見つめ返されているような感覚に陥ることがあります。
この「見ているつもりが、見返されている」という関係性を、ウサギを通して表現しています。ウサギをモチーフに選んだ理由は、このシリーズを作品にしようと考えていた時に、当時飼っていたウサギの可愛いくて大きな黒い目が、こちらを見つめ返してくれたからです。

今回の展示では、鑑賞者が穴を覗き込むウサギの体を見ると同時に、大小様々な穴から覗き返してくるウサギの顔を目にすることができます。

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