土本 亜祐美Tsuchimoto Ayumi

土本 亜祐美

土本亜祐美《anima の気配 #01》, 2025

※画像と出品作品は異なる場合があります

Profileプロフィール

1987年 広島県生まれ。東京都在住。2011年 広島市立大学芸術学部デザイン工芸学科メディア造形分野を卒業。2019年から2022年まで、東京藝術大学大学院映像研究科RAM Association研修生として在籍。
インスタレーションを中心に、土地に根ざした物語や記憶、生命を感じさせる作品を制作。アーティスト・イン・レジデンスへの参加を通じて各地でのリサーチや作品発表を重ねている。
主な展覧会に、「信濃大町アーティスト・イン・レジデンス成果発表展」(重田屋土蔵・離れ和室/長野/2023)、「SICF24」(スパイラル/東京/2023)、「RAM PRACTICE 2021 EXHIBITION」(東京藝術大学元町中華街校舎/神奈川/2021)、「黄金町バザール2019 ニューメナジェリー」(日ノ出スタジオ/神奈川/2019)など。
2023年 「やまなしメディア芸術アワード2022」にて入選。

Statementステイトメント

私は、アニメーションの語源である「アニマ(魂/生命のような力)」の概念に着目し、映像にとどまらない“動き”の表現を探求している。
絵が動き出すとき、そこには魂が宿ったような気配が生まれ、私たちは生命あるものに触れたような感覚を得る。


18世紀の光学玩具や洞窟壁画といった、映画以前の視覚文化の関心から、視覚や記憶、身体感覚といった知覚のプロセスの再構築を試みており、それは、現代の映像技術とは異なる“時間の扱い方”や“見る行為”の再考でもある。


作品は、物理的に動く仕掛けのあるものや、動きを内包したような静的なオブジェクト、インスタレーションなど多様な形式で展開され、「動くこと」に宿る“生命の気配”や、目に見えないものの存在を知覚する体験を立ち上げる。


“生命の気配”という儚くも曖昧で、しかし確かにそこにあるものを、これからも表現していきたい。

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