小野坂 葉子Onozaka Yoko

小野坂 葉子

小野坂葉子《Swing line》, 2023 , Photo:倉本裕梨

※画像と出品作品は異なる場合があります

Profileプロフィール

絣織の技法の仕組みに着目し、テキスタイルの制作を行う。
あらかじめ染め分けた糸を用いて文様を織り出す伝統的な絣織技法を扱い、その手法の制約の中で生まれる色・かたち、特有の視覚的効果によって文様を描くことを探求している。


1998年 東京生まれ
2022年 多摩美術大学美術学部生産デザイン学科テキスタイルデザイン専攻卒業
2024年 多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程デザイン専攻テキスタイルデザイン研究領域修了


主な展覧会
2024年 SICF25(スパイラルホール/東京)
2024年 小野坂葉子個展「Lines」(ars gallery /東京)
2022年 第3回全国大学選抜染色作品展(染・清流館/京都)
2022年 多摩美術大学美術学部生産デザイン学科テキスタイルデザイン専攻 卒業・修了制作展 COCOON(スパイラルガーデン/東京)

Statementステイトメント

糸を染め分けてから、織る。絣織の仕組みの中で生まれた線の軌跡は、反転・連続させることで余白のかたちを切り開き、大きなひとつの文様を成す。


技法には制約があるため、自由自在に文様を織り出せるわけではない。だからこそ私は絣織に関心を持ち、その技法を念頭にドローイングを繰り返して作品の構想を立てている。
制作プロセスは計画的でありながら、糸を染め分ける際の染料の滲み具合といった偶然性も介入して、予定調和でない要素を含んでいる。
技法と素材と向き合う過程で生まれる文様を、私は織り出してみたいと思う。

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