向山晃大Mukaiyama Koudai

向山晃大

2024年3月 タイトル「実験のためのピックアップ」 素材 アクリル、木材、メラミン化粧板など

※画像と出品作品は異なる場合があります

Profileプロフィール

2019年2月、光明寺會館と近隣の空き家の2箇所にて同時開催。会場を行き来し、鑑賞者の多様な関係性への触れ合いを促進。

2019年5月、福山市とパラグアイの修好100周年を記念したベルタロハスさんのコンサートにて、パラグアイのアーティストであるRafael Gross-Brownとのコラボレーション作品の展示を広島県民文化センターふくやまにて行う。同年6月には、福山市とパラグアイの修好100周年を記念し開催された展示「瀬戸内にて」に参加。

2020年9月、個展「花」開催。おのみち歴史博物館を含めた3箇所で同時開催し、プロジェクターで投影した映像を中心に展示を構築。

2021年11月、Gallery Cafe ULTRAにて、“Mer, Mail, Matière, , ,” 「海、手紙、物質、、、」開催。キュレーターとして参加し、鑑賞者の能動的な関わりを促す試みを行う。

昨年2023年11月には、別府にて個展「VIDEO LETTER」を開催。熊本での滞在制作作品などを含めた作品を展示。

Statementステイトメント

「何か」を利用し、表現をする。表現の結果としての制作物。「何か」が持つ条件や環境に対して、私自身が感じたものを新たな条件として肉付けしていくイメージで表現している。その過程を経た制作物は、鑑賞者にとっては初めて目撃する「何か」である。その鑑賞者にとっての「何か」を鑑賞者自身が受け止めることにより、鑑賞者の中で「もの」としての意味が確立していくと考える。

表現に利用する「何か」に、木材や鉄、コンクリートなど、建築的な材料を使用する事が多い。例えば木材であれば、土台や柱などでよく使われる105mm×105mm、たるきなどと呼ばれるLVL材(家具の製作、建築現場などでよく使用される)は、30mm×40mmといったような規格が存在する。それとは別に木材である為に、ひとつひとつ個体差という個性が存在する。その2つは先に述べた「何か」が持つ条件となる。「何か」が持つ条件としての個性は私の表現の中で重要な役割を担っている。

条件とは、一見すると不自由な言い回しに聞こえる。しかし、その条件の中での試行錯誤することは、素材のもつ可能性とも捉えられるのではないだろうか。条件という形の個性が私の表現を支えてくれている。

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